むし歯の治療といっても患者様の状態や、進行状況や程度によって様々な治療方法がありますので、常に最適な治療を選択して行うようにしています。
比較的小さいむし歯や部分的に限局しているむし歯は、コンポジットレジン(光で固まる白い樹脂)を充填することにより、削る量を最小限にしています。 大きなむし歯の場合でも、むし歯が神経にまで達していない限り、できるだけ神経をとらずに保存するような治療を心がけています。
優しくなるべく痛みの少ない丁寧な治療
当クリニックではむし歯の治療などには“表皮麻酔薬”で粘膜表面を麻痺させてから、注入圧をコンピューター制御する“電動注射器”を活用し痛みのない治療を行っています。また削る範囲も少なくした「なるべく削らない・できる限り痛くない」ことを心がけ、丁寧にそして優しく行っていきます。
むし歯の進行
歯周病は歯を支えている骨(歯槽骨)が歯周病菌により溶けて無くなって歯が抜けてしまう病気です。
歯周病は全身の病気にも深く関わりがあります。
たとえば高齢者の死因のトップの肺炎は歯周病菌によって起こされることが非常に多いのです。
お口から吸い込まれた歯周病菌が細胞に付着して増殖し、炎症を引き起こすことで、たくさんのお年寄りが亡くなっています。
その他、細菌性心内膜炎、早産、糖尿病、骨粗鬆症、動脈硬化、腎炎、関節炎、皮膚炎、癌などいろいろな全身疾患の悪化因子になります。
歯周病の進行
歯周病の治療について
歯周病のもっとも基本的な治療法は“プラークコントロール”です。
歯周ポケットや歯の表面などに付着した歯垢や歯石(病原性プラーク)を徹底的に除去し、口の中のプラークを正常なレベルに移行させていきます。
また当クリニックでは、位相差顕微鏡を使用して原因菌を判断し、それを抗生物質などで殺菌する“歯周内科治療”も導入しています。
入れ歯(義歯)は失った歯の数や場所により、総入れ歯と部分入れ歯の大きく2種類に分けられます。
志木オハナ歯科クリニックでは、入れ歯を作るための一つ一つの治療作業をおろそかにせず、治療に十分な時間をかけています。
そして患者様が何でも食べれて、会話がスムーズにでき自然な口許に見える入れ歯治療を行っています。
なお、他の医院で作られて合わなくなったり壊れてしまった入れ歯の補修も行っています。
入れ歯の種類は、健康保険適用する入れ歯から自由診療(自費での治療)の入れ歯まで、使用する素材などによっても様々な種類があります。そのいくつかが下の画像です。
主な入れ歯の種類
名称 | 保険の入れ歯 | 金属床の入れ歯 | バルプラスト | マグネット義歯 |
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画像 | ![]() |
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価格(税込) | ¥3,000~(1個) | ¥300,000~(1個) | ¥100,000~(1個) | 義歯+¥30,000(1個) |
特徴 | 健康保険で決められた材料・方法のみに限定されます | 強度があり熱の伝導率も高いので食べ物が美味しく感じられます | 歯ぐきにピッタリとフィットする柔らかな素材 (金属床タイプも提供) |
歯根と入れ歯側に超小型磁石を取り付け磁力によってピッタリ吸着させます |
口腔外科とはむし歯・歯周病・入れ歯などの治療だけではなく、口の中に発生する、いろいろな疾患に対応する診療科です。
お口の中だけでなく、周囲の隣接する組織に起こる疾患などの治療も行っております。
口腔外科で行われる外科処置は入院施設や全身麻酔の設備を持っていませんので、局所麻酔あるいは笑気精神鎮静法の併用によって行うことのできる範囲の手術に限られます。
そのため当院では月数回、口腔外科専門医による相談と治療を行っております。
希望される方は、受付までお気軽にお申し付けください。
口腔外科の治療メニュー
●親知らずなどの難抜歯
親知らず(智歯)は、最も遅く生えてくる永久歯で正しく生えることは難しく、部分的に生えたり埋まったままの状態の人がほとんどです。
歯の周辺にプラークが溜まりやすく、歯肉/頬の腫れ・智歯周囲炎などの症状が多く起こります。
このような症状が出たら、親知らずの周囲を洗浄し抗生物質を服用して症状を沈静化した後に、親知らずを抜歯します。
●顎関節症の治療
顎関節症とは、口を開閉するときに動く顎の関節に「顎が痛い・顎の関節で変な雑音がする・口が開かない」などの症状が見られる病気のことをいいます。
このような方は、マウスピースを使ったスプリント療法や咬合改善を行っていきます。
●口内炎などの治療
口内炎も口腔外科の分野です。
治療は、口内炎の部分に副腎皮質ホルモン剤などのステロイド剤を含む軟膏を塗ることと、口の中を清潔に保ちイソジンなどのうがい薬でうがいをすることで対応していきます。
●歯ぎしり・いびきなどの治療
歯ぎしりの原因は、ストレスによって起こるという説が有力です。
歯ぎしりが酷くなると、噛み合わせが悪くなるだけでなく、歯がお互いに摩耗してしまうなどのトラブルも生じます。
歯ぎしりが原因で引き起こされるトラブルを防ぐためナイト・ガード(マウスピース)を付けて就寝します。
このナイトガードは、歯ぎしりだけでなく“いびき”にも有効です。
なお、ナイト・ガードの治療は経過を診ても変化が認められない場合は、口腔外科専門医の治療や病診連携施設をご紹介しています。